寝具について

マットレス選び

Q. 低反発マットレスと高反発マットレス、どちらがいいですか?

低反発と高反発には、それぞれ特徴があり、どちらが合うかは人によって異なります。好みはもちろん、体型や骨格、体重、体の悩みによっても最適なものは変わります。

Q. 腰痛や肩こりがある人は、どちらを選べばいいですか?

症状や体型によって異なりますが、マットレス選びで大切なのは次の3つです。

① 体圧分散性

体にかかる圧力をどれだけ分散できるかです。

一般的には、硬いマットレスよりも柔らかいマットレスの方が体圧を分散しやすく、

低反発マットレスはこの点に優れています。

② 寝姿勢の保持

寝ている間に正しい姿勢をどれだけ維持できるかです。

この点では、高反発マットレスの方が体をしっかり支えやすく、

寝姿勢を保ちやすい傾向があります。

③ 寝返りのしやすさ

寝返りのしやすさは睡眠の質に大きく影響します。

人は一晩に平均20~30回ほど寝返りを打つと言われています。

寝返りに余計な力が必要だと眠りが浅くなり、同じ時間寝ても疲れが取れにくくなります。

そのため、寝返りしやすいマットレスを選ぶことも重要です。 腰痛や肩こりの原因が、

体圧による痛みなのか 姿勢の崩れなのか 寝返りのしにくさなのか

によって適したマットレスは変わります。

そのため、実際には詳しくお話を伺ったうえでご提案しますが、

一般的には高反発マットレスの方がお悩みに対応しやすいケースが多いです。

Q. 結局、一番大切なのは?

流行や人気だけで低反発・高反発を選ぶのではなく、

自分の体に合ったものを選ぶことが何より大切です。

実際に寝て試したり、持ち運びやすさや日頃のお手入れなど、

ご自宅で使う場面をイメージしながら選ぶことをおすすめします。

仮の結論:迷ったら低反発マットレスは避けた方が無難


低反発マットレスと高反発マットレス、どちらを選べばいいですか?」と聞かれたら、

まずは「迷ったら低反発マットレスは避けた方が無難です」とお答えします。

もちろん、高反発マットレスなら何でも良いというわけではありません。
高反発にも非常に硬いものから適度な硬さのものまでさまざまで、
体重や体格、寝心地の好みによって合うものは変わります。

そのため、「これが絶対におすすめ」と一つに絞ることはできませんが、
床に敷いて使うタイプのマットレスであれば、
高反発ウレタンを使用した多層構造のものがおすすめです。

特に、

* 表面はやわらかく体圧を分散し、
* 芯材はしっかり体を支え、
* 厚みが10cm以上あるもの

であれば、寝姿勢を保ちやすく、寝返りもしやすいため、
多くの方に合いやすいマットレスと言えます。

なぜ低反発マットレスは避けた方が無難なのか

低反発マットレスは体を包み込むような寝心地で、体圧分散性には優れています。
しかし、その反面、体が沈み込みやすいため寝返りが打ちにくくなることがあります。

寝返りは一晩に20~30回ほど行われる大切な動きで、血流を促したり、
同じ場所に圧力がかかり続けるのを防いだり、睡眠の質を保つ役割があります。
寝返りがしづらいと眠りが浅くなり、朝起きても疲れが残る原因になることがあります。

また、低反発ウレタンは気温の影響を受けやすい素材です。
冬は硬くなり、夏は柔らかくなりやすいため、季節によって寝心地が変わることがあります。

さらに、長年使用するとへたりやすく、一度へたってしまうと体をしっかり支えられなくなるため、
腰や肩への負担が増えてしまうこともあります。
クリーニングにも向いておらず、高温乾燥によって劣化が早まる場合があるため、
お手入れの面でも注意が必要です。

もちろん、低反発マットレスが合う方もいらっしゃいます。
しかし、多くの方におすすめしやすいという点では、

寝返りのしやすさ・寝姿勢の保ちやすさ・耐久性・メンテナンス性を総合的に考えると、
高反発マットレスの方が失敗しにくい選択と言えるでしょう。

不具合の原因は環境込み

睡眠の質はマットレスだけで決まるものではありません。

寝室が寒すぎたり暑すぎたりする環境や、
部屋の湿度、枕との相性、布団の重さ、
子どもやペットと一緒に寝ていて自由に寝返りが打てないことなど、

睡眠にはさまざまな要素が影響します。

「マットレスを買い替えたのに眠れない」「腰痛が改善しない」という場合も、

原因はマットレス以外にあることは珍しくありません。
だからこそ、マットレス選びはもちろん大切ですが、

寝室の環境や寝る姿勢、生活習慣も含めて、
睡眠環境全体を見直すことが、質の良い睡眠への近道です。

 

私自身、床に敷くタイプのエアウィーヴのマットレスを使っていたことがあります。

通気性が非常に良い反面、床からの冷えを感じやすく、

横向きで寝ることが多かった私は肩や腰に違和感を覚えるようになりました。

最初は「マットレスが合わない」と思いましたが、
実際には原因はマットレスだけではありませんでした。

ベッドパッドを変更したところ、冷えが軽減され、肩や腰の負担も改善しました。
(製品の特徴上、通気性の良さから冷えを感じていた)

この経験から実感したのは、睡眠はマットレスだけでは決まらないということです。

多くのマットレスは「シーツを敷いてそのまま寝てください」と紹介されています。
しかし、それだけでは快適な睡眠環境は整いません。

人は眠り始めの最初の90分に最も深い睡眠へ入り、
この時間帯に背中を中心として最も多く汗をかきます。

快適な睡眠には、寝床内の温度約33℃、湿度約50%前後が理想とされており、
その環境を維持するためには、汗を素早く吸収・発散することが重要です。

そこで活躍するのがベッドパッドです。

ベッドパッドは温度や湿度を調整し、肌触りも良くしてくれるため、
同じマットレスでも寝心地が大きく変わります。

さらに、ウレタンマットレスに汗を直接吸わせると湿気がこもり、
劣化を早める原因にもなります。ベッドパッドで汗を受け止め、吸収・発散させることで、
マットレスを長持ちさせることにもつながります。

つまり、快適な睡眠を考えるなら、「マットレスだけ」を選ぶのではなく、
マットレス・ベッドパッド・シーツをセットで考えることも大切かなと思います。

 

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2026年07月18日